誹謗ひぼう中傷ちゅうしょう（名誉毀損めいよきそん・侮辱ぶじょく）の被害ひがい

軽かるい気持きもちや悪意あくいを持もって特定とくていの同級生どうきゅうせいの悪口わるくちを言いう、身体的しんたいてきな特徴とくちょうを揶揄やゆするのを見みたことはありませんか。身体的しんたいてきな犯罪はんざい被害ひがいに比くらべ、言葉ことばによる被害ひがいは目めに見みえないため軽視けいしする傾向けいこうがありますが、心こころも身体からだと同様どうように怪我けがをし、回復かいふくするためには長ながい時間じかんと治療ちりょうが必要ひつようです。また、心こころと身体からだが発展はってん途上とじょうのこどものトラウマ体験たいけんは、生いきにくさや対人たいじん関係かんけいの困難こんなんさとなって将来的しょうらいてきに影響えいきょうが出でる可能性かのうせいがあります。不特定ふとくてい多数たすうが閲覧えつらんするインターネットや SNSエスエヌエスにおいて、「こいつは〇〇をしている」「この人ひと〇〇ですよ」と書かき込こむ、路上ろじょうにおいて「バカ、死しね」と言いうことは侮辱ぶじょく罪ざいにあたる可能性かのうせいがあります。こどもは精神的せいしんてきに成熟せいじゅくしておらず、自分じぶんの非ひ倫理的りんりてき行為こういが他者たしゃの権利けんりを侵害しんがいすることだという認識にんしきを持もつことが困難こんなんですが、他者たしゃの心こころを尊重そんちょうし、安心あんしんして生活せいかつできる環境かんきょうを保たもつことが重要じゅうようであることを日ひごろから共有きょうゆうすることが大切たいせつです。