暴行ぼうこう傷害しょうがいの被害ひがい

周囲しゅういの大人おとなはこども同士どうしであるとか、たまたまであるとか、大おおげさにしたくないという心理しんりが働はたらききますが、被害ひがいを受うけたこども本人ほんにんの心情しんじょうはどうでしょうか。被害者ひがいしゃは、心身しんしんに中ちゅう長期ちょうきにわたり影響えいきょうが出でる可能性かのうせいがあります。こどもは大人おとなに比くらべ生活せいかつのステージが、進学しんがくにより劇的げきてきに変化へんかします。被害ひがいを受うけたことが原因げんいんでステージの変化へんかに対応たいおう出来できない場合ばあい、そのこどもの人生じんせいに大おおきな影響えいきょうがでます。「学校がっこうに来きているから」「学校がっこうに行いけているから」大丈夫だいじょうぶと周囲しゅういの大人おとなは思おもいうかもしれません。被害者ひがいしゃ本人ほんにんが保護者ほごしゃに気きを遣つかって無理むりして通学つうがくしている可能性かのうせいもあります。こども同士どうしと考かんがええるのではなく、その行為こういを大人おとな同士どうしであったらどうか？と考かんがええると、理解りかいできるのではないでしょうか。
加害者かがいしゃと被害者ひがいしゃがこども同士どうしである場合ばあい、殴なぐられたり、蹴けられたり、暴言ぼうげんを吐はかれたりすることを「いじめ」とするのではなく「犯罪はんざい行為こういである」ことを認識にんしきし、「いじめ」という言葉ことばで収おさめようとしないようにしてください。加害者かがいしゃの謝罪しゃざいがあったから解決かいけつ、とすることも、謝罪しゃざいがあれば許ゆるされるんだと被害者ひがいしゃは絶望ぜつぼうします。謝罪しゃざいをしたら加害者かがいしゃの行為こういが犯罪はんざい行為こういでなくなるということはありません。被害者ひがいしゃはいつまたおなじようなことをされるか、心身しんしん共ともにダメージを受うけけます。