全国犯罪被害者支援フォーラム2019概要のご紹介

2019年10月18日に開催する「全国犯罪被害者支援フォーラム2019」の概要をご紹介いたします。

 メインテーマ「地域社会における犯罪被害者支援」

今回で24回目となる「全国犯罪被害者支援フォーラム2019」は「地域社会における犯罪被害者支援」をメインテーマに開催します。

第一部 被害者の声「犯罪被害者・遺族の存在」 松井 克幸様

公益社団法人ぎふ犯罪被害者支援センター理事、特定非営利活動法人犯罪被害者当事者ネットワーク「緒あしす」のメンバー。
平成24年に、実妹を強盗殺人事件の被害で亡くされました。
ご遺族は被害者参加制度を利用した裁判員裁判に臨まれ、最終的には検察の求刑通り無期懲役の判決がくだされるが、犯人の法廷での心無い言動やご遺族に正対することすらない態度は非常に辛いものであり、更に、事件直後からのマスコミによる二次被害によってご遺族は心身共に消耗されました。
現在は、犯罪被害者支援条例の制定のための活動や、被害者等が声を上げなくても守られる世の中の実現に向けて活動をされています。
今回のフォーラムでは、事件の概要、被害者の心情、二次被害、自治体に求める役割等についてお話いただきます。

第二部 「地域社会で被害者家族を支える~子どもへの中長期的支援のために」

パネルディスカッションは、コーディネーターから今回のテーマ「地域社会で被害者家族を支える~子どもへの中長期的支援のために~」について説明を行ったのち、登壇者4名からテーマにかかわる各自の取り組み等における現状や課題について発表をいただきます。その後、加盟団体(被害者支援センター)から募ったテーマにかかわる質問等を踏まえながら子どもに対する支援の現状について意見を交わし、展望や方策案について議論を深めます。
後半の討議テーマとしては、第3次犯罪被害者等基本計画において潜在的被害者としてあげられている子どもの被害当事者また被害当事者の兄弟児が被害に遭うということはどういうことなのか、またその影響について会場全体で共通認識を築いた上で、被害当事者・兄弟児・また周囲の子どもたちのトラウマケア、その保護者等への支援、更には未成年であるがゆえの進学・就職といったライフステージの変化に対応できるための連携のあり方、またその実現について討議する予定です。

  関連記事

no image
6/2・6/3 犯罪被害者等電話相談開設時間変更のお知らせ
犯罪被害者等電話相談0570-783-554は、台風二号の影響により、以下の通り、開設時間の変更をいたします。ご迷惑をおかけいたしますが、何 ...
no image
秋期全国研修会(10/19)分科会Ⅱ-5は定員に達しました
秋期全国研修会(10/19)分科会Ⅱ-5関係機関との連携Ⅰ(刑事手続きに伴う支援)は定員に達したため、受付を停止いたします。 何卒御了承くだ ...
no image
第62回全国矯正展 開催中止につきまして
毎年、全国被害者支援ネットワークがブースを出展し、犯罪被害者支援活動の広報啓発を行なっている全国矯正展ですが、新型コロナウイルス感染症の感染 ...
no image
秋篠宮皇嗣同妃両殿下の御臨席を賜りました
2022年10月14日(金)に27回目となる全国犯罪被害者支援フォーラム2022を開催いたしました。犯罪被害当事者である工藤千恵様のご講演「 ...
質の向上研修 関東甲信越ブロックを開催しました
2/3~2/4にかけて、質の向上研修関東甲信越ブロックを開催しました。 この研修は、支援技術の向上と、最新の犯罪被害者支援にかかわる知識を習 ...
質の向上研修下半期(北海道・東北ブロック)を開催しました
質の向上研修下半期(北海道・東北ブロック)を11/19・11/20で開催。この研修は全国の犯罪被害相談員、直接支援員が最新の知識の取得と支援 ...
no image
1/15~1/16 ホンデリング・チャリボンシステム停止のお知らせ
日ごろから、ホンデリング・チャリボンへのご協力御礼申し上げます。 1/15(月)22時から1/16(火)22時まで、ホンデリング・チャリボン ...
no image
新型コロナウイルス感染拡大に伴う事務局の開設状況につきまして
平素より全国被害者支援ネットワークへのご理解、ご支援、ご協力、感謝申し上げます。 新型コロナウイルス感染拡大を予防する様々な取り組みがされる ...
支援活動責任者研修を開催しました。
12/6と12/7の二日間にかけて、支援活動責任者研修を実施しました。この研修は、各地の被害者支援センターで支援活動の責任者として活動する相 ...
no image
令和3年度犯罪被害者支援を考える・学ぶ講座に関するご報告
「令和3年度犯罪被害者支援を考える・学ぶ講座」は新型コロナウイルス感染症の流行により、4つの大学・大学院での実施となりました。※犯罪被害者支 ...