警察庁は、「犯罪被害給付制度」のあり方を検討してきた警察庁有識者会議の提言を受け、平成30 年4月(予定)に、制度改正を実施予定です。今回の制度改正は1981 年の制度開始以来の大幅な改正となります。今号の特集記事では、警察庁犯罪被害者支援室の御協力のもと、今回の改正に関する改正箇所や要点等をわかりやすく紹介
各被害者支援センターが開設していない平日の夜間と休日の電話相談に全国ネットワークが対応する「犯罪被害者等電話サポートセンター」を運用することとし、首都圏の被害者支援センターの支援を受けながら準備を進め、平成30 年4月1日に開設する運びとなりました。このサポートセンターの活動は、全国の被害者支援センターが活動困難な時間帯に後方から支援する活動であり、サポートセンターの運用が円滑に進めば、「いつでも求める支援が受けられる活動」の実現に近づくことができるものと考えています。
パネルディスカッションでは、コーディネーターの熊谷さんが犯罪被害相談の中で性犯罪被害の割合が年々高まっている状況について「社会の偏見が少なくなり、被害申告がしやすくなったことで被害者が声をあげられるようになった」と評価しつつ、「被害者の信頼をさらに高めるためには関係機関の連携がますます重要になる」として、性犯罪被害者支援に携わっている3人のパネリストに現状や課題、今後の展望などを問いかけた。
車の中で被害に遭う。2010 年に友人のSAKU(サク)と結成した音楽デュオPANSAKU で被害体験を基にした作詞曲「STAND」を発表、全国各地で被害者支援の講演・ライブを行う。2014年SAKU が育児中心の生活となり活動を終了。2015年山形県「心をつなぐんぼプロジェクト」で被害者支援をテーマにした「君のとなり」を作詞曲。現在は男児2人の子育てをしながら講演を行っている。
フォーラム2017報告