きょうは、いろいろな犯罪被害でも、子どもさんが被害を受けるということはあるわけですが、学校との連携がなかなか難しいところがあるので、そこについて話をしていこうと思います。 犯罪被害は児童・生徒の人生に大きな影響を与えます。また、被害当事者である児童・生徒、被害者家族は周囲から孤立しやすい傾向があります。児童・生徒や取り巻く各機関が、どのように支援し連携していくことができるかということを話していこうと思います。
これまでのフォーラムは、コロナ流行による「異例づくし」の連続でしたが、本年はコロナも終息に近づき、ようやく4 年ぶりに入場制限せずに従前どおりの正常な運営となりました。参加した方々からも「久しぶりにフォーラムに参加できました」等の声が寄せられました。
第2部は、「民間団体と関係機関の連携した支援の在り方」ということで構成しております。 最初にパネリストの方に意見発表していただいて、その後、今回初めて架空事例の検討として、一つ事例を用意して、みんなで討議しながら支援の在り方を考えていく時間を設けます。 その後、連携の在り方についてディスカッション。それで最後にまとめという予定でおります。
この第3次基本計画には、計画を作る際にいただいたご意見の中から、基本方針の中に盛り込まれたことがございます。それが、被害が潜在化しやすく、そのニーズを把握することが困難な被害者の皆様に関する適切な支援でございます。 潜在化しやすい被害として性被害の問題が大きくあります。本日、テーマに取り上げる子どもたちの被害も、大変ニーズが把握しにくく、潜在化しやすく、適切な支援が必要とのことで盛り込まれた次第です。ここが今日のテーマのひとつということにもなっているわけです。
被害者のニーズに応じた質の高い適切な支援ということだろうと思います。 、被害者の方のお気持ちというのは、いろいろなものがございます。 それに対し被害者支援というのは、被害者の方の気持ちに寄添った支援ができるかどうかということですので、そのための連携にはどんな形があるのかということを、これからパネリストの方に御報告いただきます。