全国被害者支援ネットワーク中期計画「第5期5年計画」の現状と課題、今後の取組について紹介。
全国被害者支援ネットワークでは、2019年に定めた第4期3年計画の施策である「自助グループ支援の充実・強化」において、1年目2年目はネットワークニュースを通じて各センターの自助グループの運営内容や課題の共有を図り、3年目
である本年度は、自助グループの運営や会の進行等を担うファシリテーターの育成を目的とした研修を開催。
犯罪被害に遭われた方やご家族等が安心して気持ちを話せたり、聞いてもらえたりする場として「自助グループ」が大きな役割を果たしている。全国の被害者支援センターは、自らの組織の内外で「自助グループ」とかかわりを持ち、支援にも力を注いでいる。とはいえ自助グループの特性や可能性をしっかり踏まえ、的確に対応しているだろうか? 十年一日、惰性やマンネリに陥っていないかどうか。長年、専門家の立場から多くの自助グループとかかわり、被害者支援活動にも尽力しておられる大岡由佳さん(武庫川女子大学准教授)に、自助グループのありようや、支援センターと自助グループの関係、求められる方向などをうかがい、よりよいサポートへの課題を探った
今年(平成28年)4月にスタートした第3次犯罪被害者等基本計画で「支援等の体制整備への取組」の新たな充実強化がうたわれているのを受け、今後の被害者支援の方向性や具体的な施策、取組について政府、地方自治体、支援センターからのパネリストが未来志向の議論を行った。