私はいろんな関係機関とかかわっていて、警察も検察も裁判所も変わりつつあると思っています。メディアのあり方も変わりつつあります。なかなかいろんなハードルがあるというのは、今そこを戦っているが故のことだと思うんですよね。これまで戦いもなかったので、そういうバトルもなかったわけなんです。 ですので、いろいろこういう問題点があることを知ったうえで、性犯罪被害者が被害回復できるために私たちはこれからも努力していこうと思っています。
支援センターは多機関と連携協働していくこと
を求められています。支援センターの社会的意義や関
係機関も含めた双方の果たす役割を共通理解した上で、
活動していく基盤が不可欠です。その上で、顔が見える
関係を築いていくこと、関係機関を取りまとめていくリ
ーダーシップ力やコーディネート力も求められます。
警察に被害を届け出て警察のサポートを受けたのちに被害者支援センターに滞りなく繋がる境目に発生する問題を取り上げ、ワンストップの社会的意義、実情を関係機関で把握し、共通認識を持つ必要性を改めて考えたいと特集記事を企画
近年、子どもの性犯罪被害が増えているが、被害を受けた子どもへの支援はまだまだ不十分だ。「子どもへの性犯罪は許すことのできない重大犯罪で、その支援は最優先課題」(コーディネーター)だけに、被害児の回復と成長へ向け、支援センター、警察、学校、医療機関などがどう協力・連携して支援するのか、サポートの実情や今後の課題を焦点に議論が繰り広げられた。