子どもの犯罪被害とその支援」をテーマに全国犯罪被害者支援フォーラム2012が開催されました。本年は、子供の犯罪被害について、とりわけ、親と子の立場の違いと、子供の性犯罪被害とその支援に焦点を当てたプログラムが組まれました。
本年の全国犯罪被害者支援フォーラムは、日本被害者学会、犯罪被害救援基金、警察庁、全国被害者支援ネットワークが主催して準備を進め、全国から被害者支援センターや行政機関、警察等の関係者468名の参加を得て、盛会のうちに開催することができました。 当フォーラムには、秋篠宮同妃両殿下が御臨席されました。
平成23年9 月30日、「犯罪被害者支援の過去・現在・未来」をテーマに全国犯罪被害者支援フォーラム2011が開催された。この年は犯罪被害者給付金制度及び救援基金の発足から30年、民間の犯罪被害者支援が始まって20年という節目にあたり、このことを記念したプログラムが組まれた。内容は各機関・団体を代表しての挨拶、小講演、パネルディスカッションⅠ・Ⅱ、東日本大震災に伴う支援活動報告、基調講演1 ・2 などであった。各々の報告は記念すべき年に相応しい貴重な内容のものであった。
今日の被害者支援に発展するきっかけの一つとなった、平成3 年10月3 日に開催された「犯罪被害給付制度発足10周年記念シンポジウム(以下、10周年シンポと記す)で遺族として「日本でも被害者支援を始めてほしい」と発言して以来、その後のフォーラムすべてに参加してきましたので、振り返って思うことや感じていること等を記してみたいと思います。