事件当時は、青森県には支援センターがなく、付き添いなど直接的支援も行われていない時代。青森から横浜の警察、検察、裁判所へと何度も通った山内ご夫妻。関係先での被害者への対応は厳しく、いつも孤独で心細い思いをしていたという。そんな中、法廷では裁判長が最初に加害者に「あなたにとって不利なことは言わなくてもよい」と言ったが、この言葉は被害者遺族にとって「とても辛い」。山内さんは裁判を公正に行うためにも「あなたは真実を述べなさい」と迫れる法律の制定を訴えた。
世間の好奇の目と、自分も狙われるとの不安で4年間も、家の中に閉じこもる生活が続いた。