犯罪被害者であり、被害者支援にも関わっている3 名の方々をパネリストに迎え、遭遇した事件、それに伴う精神的な苦悩や二次被害、ご自身が受けた支援等から被害者支援のあり方についての提言が述べられた。
韓国は、法務省が被害者保護の中心的な役割をしているが、検察、警察、女性家族省、保健福祉省など様々な省庁・機関が政策を行っている。
米国では性犯罪が非常に多発しており、その多くが幼児や思春期の青少年を対象としている。にもかかわらず、思春期の年代のPTSD研究は、成人や幼小児を対象とした研究に比較して数が少ない。思春期は人生に於いて非常に重要な時期であり、性被害を受けた場合は早期の介入が必要。
本年の全国犯罪被害者支援フォーラムは、日本被害者学会、犯罪被害救援基金、警察庁、全国被害者支援ネットワークが主催して準備を進め、全国から被害者支援センターや行政機関、警察等の関係者468名の参加を得て、盛会のうちに開催することができました。 当フォーラムには、秋篠宮同妃両殿下が御臨席されました。
平成23年9 月30日、「犯罪被害者支援の過去・現在・未来」をテーマに全国犯罪被害者支援フォーラム2011が開催された。この年は犯罪被害者給付金制度及び救援基金の発足から30年、民間の犯罪被害者支援が始まって20年という節目にあたり、このことを記念したプログラムが組まれた。内容は各機関・団体を代表しての挨拶、小講演、パネルディスカッションⅠ・Ⅱ、東日本大震災に伴う支援活動報告、基調講演1 ・2 などであった。各々の報告は記念すべき年に相応しい貴重な内容のものであった。