私は、平成26年度、27年度の2年間にわたり検察庁から内閣府に出向した。当時、内閣府の政策統括官(共生社会担当)に犯罪被害者等施策推進室が置かれ、その担当参事官を務めることとなったのだ。犯罪被害者等施策推進室の室長には、内閣府訓令により共生社会政策担当の大臣官房審議官が充てられ、同審議官以下、参事官1名、常勤職員5名の体制がとられていた。平成26年4月当時、犯罪被害者等施策推進室は、霞が関の中央合同庁舎4号館にあったが、その年の夏、新しく整備された中央合同庁舎8号館に移転した。日常の事務を行いながらの引越し作業は、職員にとっても結構な負担であったが、新庁舎において清々しい気持ちになったことをよく覚えている。