日本の犯罪被害者支援は、犯罪被害者等給付金の支給等の経済的側面からの支援に加え、電話相談や面接相談等の精神的側面からの支援も行われるようになった。他方、弁護士が、本格的に犯罪被害者支援活動に注目するようになったのは、平成9年(1997年)4月に日本弁護士連合会が犯罪被害回復制度等検討協議会を設置し、犯罪被害者支援のための諸施策の検討を開始したのが始まりである。