1999年に日本弁護士連合会(日弁連)において犯罪被害者支援委員会(当初の名称は「犯罪被害者対策委員会」、以下「支援委員会」という。)が設置されたが、私は2000年に委員として参加し現在に至る。2009年度及び2010年度には支援委員会の委員長を務めた。支援委員会の当初の10年間は犯罪被害者等(以下「被害者」という。)の権利の確立を求めるとともに、被害者に対して弁護士は何ができるのかを模索して、支援委員会も私自身も無我夢中で活動していた。