被害者支援センターを紹介されて・・・
公益社団法人かがわ被害者支援センター
匿名
「犯罪被害者の声第9集より」
あれから1年半が過ぎ、今、新緑の季節と成り、行楽シーズン真只中。そして楽しそうに公園より、子ども達のはずんだ声が聞こえています。20数年の長い年月に渡り、元主人からの暴力(DV)に悩まされていた私は、ようやく終止符を迎える事と成るのです。
それは、いつものつまらぬ口論で始まり、元主人は革靴をはいたまま、無抵抗の私に殴る蹴るを続けたのです。その頃、定年を過ぎた私達は愛媛と香川に家を持ち、行ったり来たりの生活でしたので、私は相手がひるんだ隙に裸足で車庫まで走り、香川へと逃げ帰ったのです。
半日考えた私は、足を引きずり警察に相談に行ったのです。生活安全課に案内された私は、女性の担当者に病院で診察を受ける様勧められた。私は入院する事に成りました。こんな事情で入院するのは本当に惨めでしたが、私の中で「前進しなければ!!」の硬い決心がだんだん高まり、離婚に向けての思いが湧いてきました。
あらゆる機関を紹介された私は、最終的にかがわ被害者支援センターを訪ね、仕事とはいえ、心からの本当の意味での支援を受ける事と成るのです。担当の方は、私とほぼ年齢が近い女性で手厚く相談に耳を傾けてくれました。今の私がこうして安心して居れるのも、警察、それぞれの機関の方々、特に被害者支援センターの方々、それに忘れてはならないのは親友や身内の助けもあり、今の私が生かされていることを強く感じ感謝しています。
現在、私と同じ様な悩み苦しみを抱えている方、是非「被害者支援センター」を訪ねてみられてはいかがでしょう。必ず光が見えてくるはずです。長年「死ねたら!!」と考えていた私は今、最近生まれた孫を抱いて明るく生活しています。